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ライツ大型携帯用顕微鏡 Leitz Large Travelling Microscope [顕微鏡]

 ライツの大型携帯用顕微鏡購入。1933年製のV字脚の折りたたみ式携帯顕微鏡です。
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 もっとも買ったのは去年なんですが、忙しくて今頃になってですが・・・
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 コンパクトなサイズの箱に収納されている対物3のレボルバー付きです。
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 折りたたみ式の方法は各社特色が出て面白いです。
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 基本的にはステージと脚をたたむんですがどこまでコンパクトにするか、その辺が設計者のセンスというか思いが出るところですね。
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 長らくどの機種につけるのかわからなかった十字動装置を持っていたんですが、どうやら携帯顕微鏡につけるのがピッタリなので多分これで正解かなと。カッコイイのでこれでよし。

Leitz Ia鏡基顕微鏡 [顕微鏡]

 ライツのIa鏡基の顕微鏡購入。とはいっても去年なんですけど。
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 製造は1903年で、Ia鏡基のモデルは結構見るのですが、一般に真鍮/砲金に透明ラッカー仕上げのところがシルバー色メッキ(ニッケルかな?)になっているのが珍しいかと思います。
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 十字動装置はライツオリジナルではなく、ライヘルトのものがついています。こちらもモデルに合わせて黒+シルバーなので馴染んでます。
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J.SWIFT&SON 偏光顕微鏡 [顕微鏡]

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 J.SWIFT&SONの偏光顕微鏡を購入しました。
 おそらく1950年代のものです。
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偏光顕微鏡は初めてなのですが、やはり岩石薄片をみてみたいと思いまして、岩石プレパラートも購入しました。
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 玄武岩です。万華鏡のように綺麗ですね(まぁ素人の感想なので・・・;

2017-04-02 [顕微鏡]

 気がつけばもう春ですね。桜はまだチラチラ咲いている感じですけど、菜の花はもう満開でした。
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 先月にはイギリスからJ. Swift & Son の古い顕微鏡が届きました。
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 Swiftの顕微鏡は南極探検でスコットも参加した(極点目指したのはその後ですが)ディスカバリー号にも三本足のタイプが積まれておりました。
 入手したのは四本足なのですが、後ろ側の脚は回転して折りたためるようになっています。これも携帯顕微鏡の部類と呼んでいいのでしょうね。

オリンパス 携帯顕微鏡 [顕微鏡]

 オリンパスの携帯顕微鏡を入手しました。
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 オリンパスは戦前よりコンパクトに折りたためる携帯顕微鏡を製造していました。同様の携帯顕微鏡はドイツのライツでも作られていましたので、それなりの需要があったモデルなのだと思います。
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 検査表を見ると高千穂光学工業とあります。この社名は1942年5月よりなのでこのモデルは戦中製造と思われます。
 1939年の高千穂製作所時代のカタログを見ますと、今回のモデルとの差異が見受けられます。
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 今回のモデルはアームの固定用バンドが追加されています。あとコンデンサ上下つまみが左右逆になっていますので本体のマイナーチェンジもあったのでしょう(ちなみにオリンパスのHPにある携帯顕微鏡KAは戦後製造品です)。
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 携帯顕微鏡に特徴的なV字の鏡台は可動します。
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 これが・・・
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 こんな風にコンパクトにまとめられます。
 ミラーもアーム部分が回転して、収納で嵩張らないようにオフセットされます。
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 またステージが観察中に動かないようにするロック・バーも特徴的ですね。
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 アームが回転して物理的に押さえますが、元々クリアランスの少ない可動部に粘性の高いグリスが使われているので、そうそう簡単にステージが動くことはないんですけどね。
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 対物・接眼レンズも綺麗な状態でした。
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 滅多にみないモデルですので入手できてよかったです。
 しかし今年は結構顕微鏡買ってしまったなぁ・・・・

千代田光学工業 千代田顕微鏡Q型(TIYODA Microscope Type Q 1958) [顕微鏡]

 千代田顕微鏡のQ型です。
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 いわゆる携帯顕微鏡です。千代田顕微鏡は戦前からこの折りたたみタイプの顕微鏡をMKQとして製造しておりました。戦後昭和21年よりマイナーチェンジモデルとして「Q」型に名称変更されました。
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 拡大倍数表をみると今モデルは1958年製となっています。
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 戦前のMKQモデルをみると塗装剥がれの個体が多いのですが、この戦後製Q型をみるとその問題も解決されたようです。
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 レボルバには対物レンズが3本付けられます。
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 収納時に畳まれた脚を開きメカニカルステージをネジで留めて使用します。
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 比較的長く生産されたコンパクトでありながら操作性も損なわない良い顕微鏡ですね。

マッカーサー式携帯顕微鏡・ビッカース製 [顕微鏡]

 イギリスのビッカース製のマッカーサー式携帯顕微鏡を入手しました。
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 今年の夏にプラスチック製のオープンユニバーシティモデルを入手していたことは書きましたが、やはりその元になった金属製のモデルも欲しくなりまして入手ということです。
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 マッカーサー博士の顕微鏡は試作が1930年と古く、細かく改良されております。製造もいろいろと移っていて、今回入手のモデルはビッカース製になります。ビッカースの前はCooke(イギリスの光学メーカーでレンズで有名)製造でした。取説をみるとその名残なのかCooke名義になっていますが、その辺大らかな時代であったのでしょう。
 ちなみにCookeでは1959~1962年、ビッカースは1963~1969年と言われております(正確ではないらしいです)。
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 メインボディはアルミ材でプラスチック製の携帯顕微鏡よりも小さいサイズですが、意外とずっしりと重いです(レンズ込みで実測530g)。
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 ミラーを手で持ち上げてフリー固定します。ミラー部はガラスに蒸着ではなく、ステンレス材の鏡面仕上でミラーの代用をしています。携帯顕微鏡の性格上、割れにくさを考えた為でしょう。
 側面のダイヤルがピントで、上部ダイヤルが絞りです。
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 底面には穴が開いております。三脚へ接続・固定するための穴です。
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 対物レンズは三本装着出来ます。
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 レボルバーの代わりに対物レンズの乗ったトレーをスライドして倍率を選択する仕組みです。
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 ビッカース製・オープンユニバーシティモデル・ニコン携帯顕微鏡H型と比較。
 ビッカース製がいかに小さいかわかります。

 デザインに凝縮感があって、マッカーサー博士の思いがこもったこの素敵な顕微鏡を手に入れられて嬉しさをかみしめている日々です。

2016-08-23 [顕微鏡]

 マッカーサー携帯顕微鏡購入。ビッカース製の方です。
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 簡易版であるオープン・ユニバーシティモデルを買ってみましたが、やはり金属ボディのマッカーサー顕微鏡が欲しくなりましたのでつい(笑)
 詳しいレポは後ほど~結構小さいですよ。

オープン・ユニバーシティモデル・マッカーサー携帯顕微鏡 [顕微鏡]

 オープン・ユニバーシティモデルのマッカーサー携帯顕微鏡を購入。
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 マッカーサー携帯顕微鏡といえばジョン・マッカーサー博士が発明した本格的でコンパクトな携帯顕微鏡の先駆けともいえますが、70年代にこのプラスチック製の顕微鏡が生産されました。
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 オープン・ユニバーシティモデルということで、学生向けに安価な顕微鏡を供給ということなのでしょうか?医療分野でも発展途上国などに供給されたのかもしれませんが、その辺の背景は後々調べていこうかと思います。
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 この顕微鏡はコンセプトがそうなのでしょうが、顕微鏡で観るということのみに注力している思い切った創りになっています。
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 分解は(分解はあまり想定していない感じですが)裏面の4本ネジを外します。この際特殊工具が必要になりますが、私は100円ショップで安いマイナスドライバーを購入(先端幅5ミリ)、棒ヤスリで削って先割れ状の工具を自作しました。トルク強度が必要な物でもないのでこの程度で十分です。
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 ネジを外すと3パーツに分かれます。
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 本来ならここに光源用のバッテリーが入るのですが、今の乾電池の規格と違うものが入ったらしく内蔵の電球をこのままでは光らせることは出来ません(サイズ的には単4形2本くらい)。今はLEDでコンパクトな光源が確保出来るので、コレクション目的でなければ改造してみるのも良いかもしれません。
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 対物レンズは2つあります。ノブをスライドさせて切り替えます。
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 ピントは下面のネジを回して合わせます。
 クレンメルは軟質樹脂で、そのテンションでプレパラートを押さえる構造になっています。
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 光源の切り替えは上面のスイッチをスライドさせて行います(文字表示あり)。
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 非常にシンプルな作りですが、発明したジョン・マッカーサー博士の思いが具現化した良い顕微鏡だと思います。

KOKKO 顕微鏡 [顕微鏡]

 去年このKOKKOの顕微鏡を入手しまして、清掃しながらバラしていたんですけど思い立って組み上げたので写真撮りました。それでブログ紹介出来るようになった次第です。
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 実はKOKKOって顕微鏡メーカーよくわからないんですよね。鏡基がブロンズ製のようですし、作りから戦前物に違いないんでしょうけど謎なのです。
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 基本的にはツァイスタイプのコピーでして(顕微鏡に関してはツァイスは特許フリーだったので問題ないです)特徴もありません。このスタイルだと戦前・戦中に高千穂光学や千代田顕微鏡、ヤシマ、スンプも製造していましたので。
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 ヒントとなるのは本社が東京にあることと、付属していた対物・接眼レンズです。
 なんとNIKKO刻印の日本光学製レンズが付属していました。
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 これまで戦前の日本光学製顕微鏡は見たことないんですが、顕微鏡レンズが付属していたということは、このKOKKOブランドの顕微鏡は日本光学と繋がりがあるのでは?と思ってしまいます。
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 本では日本光学が顕微鏡を製造とありますが、実物って何故か見ないんですよね。
今年4月に国立科学博物館で開催されていた顕微鏡展では「ジョイコ」ブランドで日本光学製の顕微鏡が出ていましたが、他では見ないのです。現在、日本光学製の顕微鏡といったら戦後のモデルばかりで戦前のモデルがスッポリ抜け落ちている状態なので、その抜けた部分を見つけるのが一番の課題かと思っています。
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 ともかく戦前の日本光学工業製の顕微鏡の研究に役立てればと思います。